こどもが出来る収納するコツ

収納の方法を子どもにも教えたい

親が子どもに教えてあげなければならないことは家庭の中でたくさんありますが、中でも片づけをする習慣というのはとても大事です。
小さいころからの片付けの習慣は、多くの場合大人になってからも引き継ぐものですので、できるだけ早い段階で整理整頓をしっかりとすることや、きれいに物をしまうアイディアを身に着けさせるようにしたいものです。
こうした習慣は、放っておいては決して身に着かないものですので、親が工夫して伝授してあげることが重要です。

そのためにも、まずは子ども専用のスペースを作ってあげることから始めましょう。
親とは別に、自分専用の収納スペースがあると知ると、片づけをする意欲が湧きますし、ある程度の責任感を持つようにもなります。

子どもが収納しやすい場所にスペースを確保する

子ども専用の収納スペースを作るのであれば、子どもが作業しやすい場所を確保してあげることが肝心です。
具体的には、押し入れなどの手前側、そして下側を子ども用のスペースとすることができます。
背が小さいので上のスペースでは難しいですし、奥の方だと面倒くさくなってしまって、物を手前に投げ出してしまうことが多くなるからです。

そして、子どもが収納しやすいように、あまり細々としたルールを作らないということも大事です。
服はとにかく手前のハンガーラックにかければ良しとする、おもちゃ類は大きめのボックスを用意して、その中に入れるだけにするといった、シンプルな収納方法を採るようにしてあげましょう。

子どもの成長に合わせて徐々に教えていくことが大事

子どもに整理整頓の方法を教えるのであれば、年齢に合った教え方をしていくことが大事です。
小さいうちは細かな分類などができませんので、まずは大きめの容器を用意して、その中に物をしまうようにしていくだけでOKとできます。
そして、徐々におもちゃの種類や、服の種類などに応じて分けてしまうことを教えていくことができます。

さらに、単に口で言って教えるだけでなく、親が一緒に実演して見せるというのも大事なプロセスです。
子どもは説明を聞くだけではどうしてもイメージが付かないことが多いので、言葉で説明しながらどのようにどこに物を収納するかを一緒に行っていきます。
親がやっているのを見て、それを真似しながら覚えていくことができますので、すぐに実践できるようになるでしょう。

そして、感情面のケアをしてあげることも片付け上手な子どもになるためのコツです。
最初は片付けがしたくなかったり、上手に整理整頓ができなったりするのは当然のことです。

そのため、片づけをしっかりとできないとしてもすぐに叱るのではなく、辛抱して繰り返し収納の仕方を教えていくようにします。
そして、うまく片付けができた時には心からほめてあげるようにしましょう。